台湾温泉初心者ガイド

台湾の温泉が気になっているけれど、「日本の温泉とどう違うの?」「初めてならどこから行けばいいの?」と迷っている人は多いのではないでしょうか。furoskyも実際に台湾の温泉をいくつか回ってみるまでは、温泉の雰囲気も、行きやすさも、日本の感覚で考えていいのかよくわかりませんでした。

でも実際に行ってみると、台湾の温泉旅は日本の温泉旅と似ているようで、かなり違います。もちろんお湯そのものを楽しむのも大きな目的なのですが、それだけで終わらず、街歩きや食事、列車やローカル交通まで含めて旅の面白さが広がっていく感覚がありました。短い日程でも組みやすく、温泉好きにはもちろん、ひとり旅が好きな人にもかなり相性がいい旅先だと思います。

台湾温泉の魅力はどこにある?

台湾温泉の魅力は、まず「温泉だけで完結しない」ところにあると思います。日本の温泉旅だと、宿に入って、湯に浸かって、ゆっくり過ごす、という楽しみ方が中心になることが多いですよね。
もちろんそれも大好きなのですが、台湾ではもう少し動きのある温泉旅がしやすい印象があります。

たとえば、朝に列車やバスで移動して、昼は町を歩いて、夕方に温泉に入る。あるいは、温泉が主役ではありつつも、その途中にある景色やローカルな空気が旅の印象を強くしてくれるし、まだ知らないものに出会えるワクワクが常にある感じ。温泉が目的地であることは、日本も台湾も同じです。違うのは、そこに至るまでの道中。
日本だとわりとまっすぐ辿り着けるのに、台湾だと望むと望まないとにかかわらず、いろんなことが起きてそう簡単にはいかなかったりします。でも、それも含めて旅なんですよね。
ネットで調べれば何でもわかってしまういまの旅より、こっちのほうが本来の旅の姿に近いのかもしれません。

もうひとつの魅力は、温泉地ごとに個性がかなり違うことです。アクセスしやすい場所もあれば、少し足をのばして行くからこそ印象に残る場所もあります。街の雰囲気、周辺の風景、お湯に入るまでの道のりまで含めて、それぞれの温泉地にちゃんと色がある。だからこそ、何カ所か回ってみると「自分はこういう温泉旅が好きなんだな」というのが見えてくる気がします。

台湾温泉を選ぶときのポイント

台湾でどの温泉に行くかを決めるとき、最初は「有名だから」「写真でよさそうだから」で選びたくなるかもしれません。でも初めてなら、知名度よりも、まず自分が何を大事にしたいかで考えるほうが失敗しにくいと思います。

たとえば、移動がラクなことを優先するのか、温泉街の雰囲気を味わいたいのか、泉質や個性に惹かれるのか。それによって向いている場所はかなり変わってきます。温泉そのものが魅力的でも、移動が複雑だと最初の一回としては少し疲れてしまうこともありますし、逆にアクセスしやすい場所だと、気持ちに余裕を持って楽しめることもあります。

また、日帰り向きなのか、一泊したほうがよさを感じやすいのかという視点も大事です。短い旅程の中でどこまで詰め込むかによって、満足度はずいぶん変わります。温泉の数をこなすより、「ここはちゃんと時間を取ってよかった」と思える場所を作るほうが、結果的に印象に残る旅になる気がしています。

もうひとつ、事前に知っておくと安心なのが「入浴のスタイル」です。台湾の温泉は、大浴場(温泉プール)では水着着用が基本で、さらに水泳帽の着用が必須の施設も多いです(水着はレンタルできても帽子は持参が必要な場合もあるので要注意)。
また、宿泊施設によってお風呂の形態もさまざまです。部屋に専用のお風呂(温泉が引かれた個室風呂)がついていて、共用の温泉プール自体がないタイプのホテルもあれば、逆に温泉プールがある場合はお風呂がない部屋ということもあります。さらに、大浴場が水着着用の温泉プールではなく、日本式の男女別・裸で入る浴場になっている施設も存在します。この場合は「日式」と表記されます。
つまり同じ「温泉旅館」でも、水着で家族一緒に入れる場所なのか、男女別で裸になる場所なのかは施設によって違うということです。この違いを知らずに行くと現地で慌てることになるので、予約前にホームページや口コミで「水着着用かどうか」「男女別かどうか」「部屋にお風呂があるか」を確認しておくと安心です。

⚠️ 予約前に確認しておきたいこと

  1. 水着着用かどうか
  2. 水泳帽の持参が必要かどうか
  3. 部屋に専用のお風呂がついているか
  4. 男女別の大浴場があるか

温泉大国の日本人からすると、水着を着てまで海外で温泉に入らなくても、という意見もあると思います。実はfuroskyも最初はそう思っていたので、初めての北投温泉には水着を持っていきませんでした。大きなホテルで楽しそうに温泉プールに入る人たちを見て激しく後悔しました。台湾の人たちは、カラオケをしたり果てしなくおしゃべりをしたりと、本当に楽しそうに温泉に入ります。

入浴方法というのはその土地の文化と密接に結びついているので、温泉に入るということはどのような形であれ、忘れがたい素晴らしい体験になることは約束します。

💡 Tips

台湾では温泉=日本という認識があり、日本文化として大人気だったカラオケを温泉で楽しめる施設があります。
浴場でカラオケができるホテルにはびっくり!

初心者にすすめやすい温泉地

初めての台湾温泉旅なら、まずは「行きやすさ」と「わかりやすさ」がある温泉地から入るのがおすすめです。温泉地としての知名度や雰囲気も大事ですが、旅慣れていないうちは、移動のストレスが少ないことがそれ以上に効いてきます。

一方で、少し移動の手間がかかる場所には、そのぶん旅としての面白さが濃くなる魅力もあります。列車で向かう時間そのものが気分を高めてくれたり、着いたときに「ここまで来てよかった」と感じるような空気があったり。だから初心者向けといっても、単にラクな場所だけが正解というわけではなく、「今の自分がどういう旅をしたいか」に合わせて選ぶのがいちばんだと思います。

もし迷うなら、最初は台北から行きやすい温泉、北投温泉か礁渓温泉を選んでみて、そこから台湾温泉の感覚をつかむのがよいかもしれません。その一回で雰囲気がわかると、次はもう少し遠くの温泉地にも手が届きやすくなります。

🔰 初心者におすすめの温泉地

  • 北投温泉:台北市内からMRTで行ける、簡単にアクセスできる
  • 礁渓温泉:台北からバスで行ける、食事も魅力
  • 迷ったらこの2エリアから選ぶと失敗しにくい

台北周辺を起点に温泉旅を組むなら、移動と支払いのしやすさを先に押さえておくとかなり楽です。
実際に北部温泉旅をどう回ったかなどは以下の記事も参考にしてみてください。

あわせて読む 台湾北部の温泉へ。

こんな人に台湾温泉旅は向いている

台湾温泉旅は、温泉が好きな人に向いているのはもちろんですが、それだけではありません。短い休みでも旅情を感じたい人、街歩きやローカル交通も含めて楽しみたい人、ひとりで動きやすい旅先を探している人にもかなり合うと思います。

特に、「温泉だけだと少し物足りないけれど、観光地を詰め込みすぎるのもしんどい」という人には、台湾の温泉旅はちょうどいいバランスかもしれません。お湯に浸かる時間もあるし、移動や街の空気を楽しむ余白もある。そういう旅が好きなら、台湾の温泉はかなり心地よくはまるはずです。

台湾温泉の面白さは、実際に一度行ってみると、想像していた以上に広がりがあることだと思います。もしこれから最初の一歩を考えているなら、完璧な正解を探すより、「行きやすそう」「気になる」という感覚を大事にして、一か所選んでみるのがいちばんです。そこから、自分なりの台湾温泉旅が始まっていく気がします。

  • 温泉だけで完結しない、道中込みの旅の面白さ
  • 施設ごとに入浴スタイルが違うので事前確認が必要
  • 水着を持たずに行って後悔しないように
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