1週間を超える旅をキャンプで楽しむ最大のメリットは、その土地に暮らすように食事を楽しめることだと思います。特にニュージーランドのホリデーパークは、電子レンジはもちろんオーブンや冷蔵庫を完備した十分な広さのキッチンがあるのが特徴。
メリットをいかしておいしいものをたくさん食べられます。
そして今回キャンパーバンでの自炊を最高に美味しく楽しむコツは、ラム肉やアボカドなど現地の最高の食材と日本からの持ち込み食材、そして定番お手軽グルメを組み合わせることでした。料理に時間をかけすぎず、無理なく楽しめます。
NZキャンプ、持ち物から食事までのリアル
ニュージーランドのキャンプ場事情——ホリデーパークとDOCキャンプ場
まずは、ニュージーランドでのキャンプ場について簡単に説明を。ニュージーランドは南島・北島ともに、トレッキングなど自然を満喫するアクティビティの宝庫です。移動には自動車が便利ですし、運転席が右側など日本で運転をしている人にとって運転がしやすいので、レンタカーをされる方も多い国だと思います。
一方でホテルなどの宿泊費が高いこともあり、ぜひおすすめしたいのがキャンプです。特にホリデーパークはTOP10など大きなグループがあり、一定の基準を満たしているので安心して宿泊できます。
テントや寝袋を持っていくのはちょっと…という場合でも、コテージもあって名前の印象よりもしっかりとした部屋のことが多いです。トイレ、シャワーが部屋にはないだけで、広めの清潔な部屋に大きいベッドがあり、明るくて冷暖房完備なのでほとんどホテルと変わりません。その上ホテルにはないキッチンがあるのが魅力です。
キッチンには電気ケトル、トースター、電子レンジ、電気(IH)コンロ、オーブン、冷蔵庫があり、すぐ外にバーベキュー台があります。調理器具は貸出式のところもありましたが、基本的には置いていないようです。今回はキャンパーバンにフライパンと鍋が付いていましたので何も持たずに行きましたが、キャンプ用の小さい鍋を持ってくればよかったと思いました。缶詰のスープやベークドビーンズを温めるときなどに便利。
🔰 ホリデーパークのキッチン設備まとめ
- 電気ケトル、トースター、電子レンジ
- 電気(IH)コンロ、オーブン、冷蔵庫
- キッチンすぐ外にバーベキュー台あり
- 調理器具は基本的に置いていない(貸出式の施設もある)
持っていくべき調理道具と便利アプリ
キャンピングカーではない一般的なレンタカーで、テントを持っていってキャンプをする場合でも、私たちは自炊道具はそんなに持っていきません。コンロで使える湯沸かし、小さい鍋2つ、大きい皿2枚とシエラカップ2つくらいでしょうか。ホリデーパーク以外に泊まる場合はガスコンロを持っていき、現地でガス缶を入手します。NZでは、支店が多いHunting & Fishing New Zealandというお店でアウトドア用品が買えます。(最初に行ったときはHuntingもFishingもやらないので思いつかず、アウトドア用品を入手するのに苦労しました。)あと、スポンジはあっても洗剤がない場合が多いので、マジックソープのような環境に配慮した、洗剤以外の用途もあるものを持っていくと便利です。
ホリデーパークはそれぞれのグループで地図付きの案内を出していて、空港や観光案内所、レンタカー屋さんなどに置いてあります。それ以外のキャンプ場には、DOC(Department of Conservation)で管理されているものがあります。トレッキングコースの管理も行っているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。同じウェブサイトで、ナショナルパーク、トレッキングコース、キャンプ場の案内を見ることができ、アプリもあります。キャンプ場は無料の予約が不要のもの(First-come, first-served)や予約が必須(当日〇時間前までなど)のものなどがあり、価格のチェックから予約・カードでの支払いまでサイトでできます。
ニュージーランドでキャンプをする際に便利なアプリは、有名なCamperMateがあります。事前にインストール必須です。
🔰 テントキャンプに持っていく自炊道具リスト
- コンロで使えるケトル
- 小さい鍋 2つ
- 大きい皿 2枚
- シエラカップ 2つ
- カトラリー・箸
- 食器用洗剤
- (ホリデーパーク以外に泊まる場合)ガスコンロ+現地調達のガス缶
入国時に要注意! テントや登山道具は申告が必要
ニュージーランドにテントを持ち込む際に注意が必要なのが、入国時。登山靴、トレッキングポール、テントなど土に触れるアウトドア用品(実はゴルフシューズなども対象)はすべて申告が必要です。その際、「洗ったよ(washed)」と言うとそのまま進める場合もありますが、テントは広げてチェックされたこともあります。専用の部屋でのチェックになるので時間がかかることに留意しておくといいと思います。その代わり、買った時のようにきっちりと畳んで返してくれます。
⚠️ テント・アウトドア用品を持ち込む前に確認すること
- 登山靴、トレッキングポール、テント、ゴルフシューズなど土に触れる用品はすべて入国時に申告が必要
- 「洗ったよ(washed)」と伝えるとそのまま通過できる場合もあるが、テントを広げてチェックされることもある
-専用の部屋でのチェックになるため時間がかかることを想定しておく
バーベキュー台活用法、ラム肉はホイル焼きがGood
先ほどちらっと書いた、バーベキュー台ですが、オーストラリアとNZでは公園にバーベキュー台が設置されていることがあり、ホリデーパークもその流れなのか何はなくてもバーベキュー台というところもありました。コイン式のものもありますが、無料で使えるものも多いので、ぜひ使ってみてください。
このバーベキュー台、網ではなくステンレス板で覆われているものがほとんどです。現地の方たちは、ステーキを焼いているのですが、いまいち掃除の仕方がわからないので、furoskyはラム肉をアルミフォイルで包んで焼きます。こうすれば終わった後は濡れ布巾で拭くだけなので簡単です。火の通りもよく、絶品のNZラムを楽しめます。また、たくさん売っている生ソーセージも同様に焼くと中までしっかりと焼けますよ。
💡 Tips:バーベキュー台でのラム肉の焼き方
ラム肉はアルミフォイルで包んで焼くのがおすすめ。
火の通りがよく、終わったあとは濡れ布巾で拭くだけで簡単です。
生ソーセージも同様に包んで焼くと中までしっかり焼けます。




現地ならではの食材を思い切りよく買う——おすすめはラムロインチョップ
場所的な制約もあって、値段も高いのでほとんど外食はしませんが、その分食材はあまり値段を気にせず購入するようにしています。特にニュージーランド原産のもの、日本のスーパーでは売っていないものを積極的に買っています。ラム肉好きな方におすすめなのが Lamb Loin Chops。いわゆるラムチョップのあばら骨がない腰に近い部分で、骨を挟んで片側に「ロイン(ロース)」、もう片側に「テンダーロイン(ヒレ)」がついているそうです。一度に2つの高級部位が楽しめる贅沢なカットですよ。
日本から持っていくと便利な食材と、生成AIで作る申告リスト
それでも、日本から持ち込んだほうがいいものがいくつかあり、早ゆでパスタ(3分程度でゆであがるのでガス缶が節約できます)、フリーズドライスープ(キャンプで不足しがちな野菜たっぷりのもの)、味噌汁の素、醤油、ワサビなどを持っていきました。
食品を持っていく場合は、やはり入国の際に申告が必要です。持っていく食品を並べて写真を撮り、生成AIで「NZ持ち込み用の英語リストつくって」と指示するとあっという間にできるので、印刷して持っていきましょう。
持ち込む食品を並べて撮影する
早ゆでパスタ、フリーズドライスープ、味噌汁の素、醤油、ワサビなど、持っていく食品をすべて並べて写真を撮る。
生成AIに英語リスト作成を依頼する
撮影した写真を生成AIに見せて「NZ持ち込み用の英語リストつくって」と指示する。
リストを印刷して持参する
作成された英語リストを印刷し、入国時の申告に備えて持っていく。
ガソリンスタンドで買える絶品ミートパイ
さて、現地でのお手軽グルメといえば、なんと言ってもミートパイです。ニュージーランドでは、ガソリンスタンドのホットスナックコーナーに行けば、必ずと言っていいほど温かいパイが売られています。種類も豊富でパイがサクサクとして、とてもおいしいです。ただ、今回は給油ポンプのところでそのままカード決済をして終了、というパターンが増えたので、あ、パイ忘れたとなることも。もちろんローカルなベーカリーや街の小さなカフェでも買えるので、ケースに並ぶ美味しそうなパイを買うことが多かったです。
ステーキ&ゴーダチーズのパイや、マッシュポテトが乗ったポテトトップパイなんて、もうメチャウマ。
お値段はNZD6〜7前後(訪問時で600〜700円前後かな?)とそこそこしますが、あつあつのパイを車内で頬張る時間は、ドライブ中の最高の喜びでした。



スーパーのローストチキンを無駄なく楽しむ方法
そしてもう一つ、私たちの旅の食卓をガッチリ支えてくれたのが、スーパーのローストチキンです。これ、ニュージーランドのスーパーのお惣菜コーナーには必ず置かれている定番中の定番。丸ごとビニールバッグにドカンと入って売られていて、サイズごとに値段が違うのでSを購入。これが本当にジューシーで大好きなんです。
ただ、いかんせん量が多すぎて一度にはとても食べきれないのが難点。ここで大活躍したのが、日本から持ってきたプラスチック製の食品保存容器。あ、先ほどのリストに入れてなかった…。容器は持っていかなくても、スーパーのお惣菜コーナーのサラダがかなりがっちりしたケースに入っているので、洗って再利用可能そうでした。
食べきれなかったチキンを少しほぐして、保存容器に詰めて冷蔵庫へ。翌日にサンドイッチにしたり、サラダのトッピングにしたりと、アレンジ自在。無駄なく綺麗に使い切ることができました。
💡 Tips:保存容器を忘れたら
プラスチック製の保存容器を持っていなくても、スーパーのお惣菜コーナーのサラダなどが入っているケースがしっかりしているので、洗って再利用可能。食べきれなかったローストチキンなどを保存するのに便利です。

まとめ:NZキャンプ自炊を楽しむコツ
これからニュージーランドでキャンプをする方へ。日本からの便利食材と、現地のスーパーやベーカリーを上手に活用すれば、自炊のハードルはぐっと下がります。日本同様、スーパーでのお惣菜も充実していて、調理をしなくても十分に食事を楽しめるます。
ぜひチャレンジしてみてください。
- ◎ホリデーパークのキッチン設備が充実していて、キャンプでも料理が楽しめる
- !テントやアウトドア用品は入国時に申告が必要で、チェックに時間がかかることがある
- ✕キャンプ用の小さい鍋を持ってこなかったため、缶詰スープなどを温める時に不便だった
- ◇食品保存容器を忘れても惣菜のパックで代用できる
この記事について:2026年6月、実際に訪問した際の情報にもとづいています。
