海外旅行で一番お得なお金の準備方法は?
以前の記事では、Revolutカードが「海外事務手数料」がかからないお得なカードだとご紹介しました。 今回はさらに一歩踏み込んで、海外旅行でよく使われる3つのお金の準備方法
- 銀行の両替所
- クレジットカードのキャッシング
- Revolut
を、実際のレートも交えながら比較してみます。
まずは比較表でざっくり把握
| 銀行の両替所 | クレカキャッシング | Revolut | |
|---|---|---|---|
| 適用レート | 銀行独自レート(インターバンクレートに大きめの手数料上乗せ) | インターバンクレートに近い(カード会社・国際ブランドによる) | ほぼインターバンクレート |
| 手数料 | 為替手数料込みで割高 | 海外事務手数料+ATM利用手数料がかかる | 無料プランでも一定額まで手数料なし(週末手数料だけ注意が必要) |
| 利息 | なし | かかる(借入日から発生) | なし(自分の口座からの引き出しのため) |
| 借金感 | なし | あり(キャッシング=借入) | なし(デビット) |
| 手軽さ | 窓口や空港での待ち時間あり | ATMがあればすぐ引き出せる | アプリで管理 現地ATMで引き出し |
| 盗難・紛失時の対応 | 現金盗難は補償なし | 紛失・盗難ダイヤルへ連絡、利用停止までタイムラグの可能性 | アプリからワンタップで即時凍結・解除 |
こう見ると、「レートの良さ」と借金にならない・盗難対策などの「安心感」を両方満たしているのはRevolut、というのが分かります。
実際の数値で比較してみる(2026年6月30日・NZドルの場合)
実際に私がRevolutでNZドルを引き出したときのレートは、1NZD=91.88円でした。
同じ日の三菱UFJ銀行の外国為替相場を見てみると、NZドルの販売レート(TTS)は93.64円、買取レート(TTB)は89.64円でした。つまり中心レート(TTM、インターバンクレートの目安)はおよそ91.64円。
Revolutの91.88円は、この中心レートとほぼ同じ水準です。一方で、銀行で両替する場合は販売レート93.64円が適用されるので、100NZドル分だと約176円ほど余分にかかる計算になります(93.64円 – 91.88円 = 1.76円 × 100)。
実感として、1日100ドルでは足りないくらいだったので、毎日この価格差とすると… 10日間で1,760円に! さらにレンタカー代なども考えると現地で1回は豪華な夕食が食べられそうですね。
銀行の両替、実は「不便な点」も
銀行の両替所には、レートの割高さ以外にも見落とされがちな不便な点があります。
① 現地レートへの不安から、事前に予算を決めて両替する必要がある
現地でいくら使うか正確に予測するのは難しいものです。多めに両替すれば安心ですが、使いきれなかった分をどうするか、という問題が出てきます。逆に少なめに両替すると、現地で足りなくなるリスクも。Revolutのようにアプリで必要な分だけその都度両替できる方式に比べると、事前の見積もりの手間とリスクが大きいと言えます。
② 余った外貨を日本円に戻すと、それだけでさらに目減りする
これが地味に大きな落とし穴です。銀行は「販売レート(TTS)」で外貨を売り、「買取レート(TTB)」で外貨を買い取ります。この2つのレートには差(スプレッド)があるため、買って売るだけで、往復分の手数料がかかってしまうのです。
具体例で見てみましょう。2026年6月30日の三菱UFJ銀行のレート(TTS 93.64円/TTB 89.64円)で、10,000円分をNZドルに両替し、使わずにそのまま日本円に戻したとします。(レートの変動はなかった場合で考えてみます)
- 10,000円 ÷ 93.64円(TTS)= 約106.79NZD
- 106.79NZD × 89.64円(TTB)= 約9,573円
つまり、現地で1NZDも使わなかったとしても、往復するだけで約427円(約4.3%)が目減りしてしまう計算になります。「多めに両替しておいて、余ったら帰国後に円に戻せばいい」という考え方は、実はこのスプレッド分だけ確実に損をしているということです。
Revolutであれば、使わなかった外貨をアプリ内に残しておいて次回の旅行で使うことも、必要な分だけ都度両替することもできるので、こうした「両替の往復ロス」自体が発生しにくい仕組みになっています。
※Revolutでは、クレジットカードからもチャージできますが、これは引き出すことができません。現地で現金を引き出す必要がある場合は、銀行振込でチャージしてくださいね。
クレカキャッシングはどう計算する?
クレカキャッシングも、実はインターバンクレートに近い水準が適用されることが多く、レートだけ見ると悪くありません。ただし、以下の要素が上乗せされます。
- 海外事務手数料(カード会社によって異なる。近年は3%台後半まで値上がり傾向)
- ATM利用手数料(ATM設置会社による。数百円〜)
- 利息(引き出した日から返済日まで、年率にして15〜18%程度が一般的)
ざっくりのイメージとしては、
中心レート(TTM)×(1+海外事務手数料)+ ATM利用手数料 + 利息(年率 × 借入日数 ÷ 365)
という式で概算できます。ただし、適用されるレートも手数料率も利息もカード会社・利用日によって変わるため、正確な数値は実際に使う直前に、お手持ちのカード会社の公式情報でご確認ください。
ここで見えてくるのは、レート自体はそこまで悪くなくても、利息とATM手数料が積み重なることで、結果的に割高になりやすいという点です。しかも「借金」であることに変わりはないので、心理的なハードルを感じる方も多いかもしれません。
不安から解放されて身軽に旅を楽しむ
現金の盗難は、海外旅行では基本的に100%自己責任です。財布ごとなくしてしまえば、それでおしまい……という怖さは、経験したことがある方ほどよく分かるかと思います。
その点、Revolutはアプリからワンタップでカードを一時凍結できます。「あれ、カードが見当たらない」と思った瞬間にロックし、見つかったらまた同じくワンタップで解除。不正利用の不安を抱えたまま過ごす時間を最小限にできるので安心です。
また、クレジットカードのキャッシング機能を使う場合、カード発行時の審査に加えて、キャッシング枠が別途設定されていないと使えないことがあります。すでに持っているカードでも、枠の設定を忘れていて、出発直前に慌てて手続き……というケースもあるかもしれません。
Revolutはアプリをダウンロードして本人確認を済ませれば、それだけで口座開設が完了します。
銀行の窓口に行く時間も、審査を待つ時間も不要なので、「あ、まだ準備してなかった」と旅行直前に気づいても十分間に合います。(※リアルカードの発行には1~2週間が必要です)
【重要】知っておきたいRevolutの注意点(土日の両替)
このように比較するとRevolutはメリットが多いのですが、1つだけ知っておくべき注意点があります。
それは、外国為替市場が休みの週末(土日)は、1.0%の時間外手数料がかかるという点です。(※スタンダードプランの場合)
対策はとっても簡単!
土日に現地で買い物やATM引き出しをする予定がある場合は、「平日のうちに、Revolutアプリ内で現地通貨(NZDなど)に事前両替しておく」または「平日のうちに、Revolutカードで現地通貨を引き出しておく」だけでOKです。
平日のうちにアプリで日本円を現地通貨に変えておけば、土日に決済や引き出しをしても事前に両替した現地口座残高から引き落とされるため、週末の手数料(1%)はかかりません。
「平日のうちに少し多めに両替しておく」というひと手間だけで、土日も手数料ゼロでスマートにお得旅が楽しめます。
結局どれがいいの?
- レートの良さ重視なら、銀行の両替所よりRevolutやクレカキャッシングが有利
- 利息や借金感が気になるなら、Revolutが安心(自分の口座からの引き出しのため)
- 銀行の両替所は、レート面では見劣りするものの、到着時に現金を持っている安心感がある
「為替レートは有利にしたいけど、キャッシングの“借金”には抵抗がある」という方には、Revolutが一番バランスの良い選択肢と言えそうです。
次回の海外旅行の前に、ぜひ準備方法を見直してみてください。
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本記事は2026年6月時点の情報です。
為替レートは日々変動するため、実際の数値はご利用当日にご確認ください。
