キャンパーバンでNZ北島を旅する

予約から返却まで、Big Little Campersが最高だった話

返信爆速で安心!ほぼ全部コミコミ、唯一の誤算は「週末ピックアップ」だった

冬のニュージーランドの北島を、キャンパーバンで11日間ぐるっと旅してきました。
お世話になったのは「Big Little Campers(BLC)」という会社。結論から先に言ってしまうと、メールの返信は速いし、車は清潔で快適だし、必要なものは何もかもコミコミで、本当に大満足のレンタルでした。
これからNZでキャンピングカー旅を考えている方に、予約から返却までの一部始終を、実際のメールのやり取りも交えてご紹介します。

追加オプションも要チェック BLCはほぼ全部コミでした

まず、これからキャンピングカーを比較・予約する方に一番伝えたいこと。
それは、オプションにかかる費用も忘れずにすべて含めて金額を計算してください、ということ。

私たちは出発前、少しでも快適に過ごしたくて、あちらこちらのキャンピングカーを見てみました。
ある会社はアウトドアのテーブル&チェアがセットでいくら、とか、こちらの会社はひとつずつでいくら、そのうえであれもこれもセットにするといくら、というようにいろいろなパターンがありました。

BLCは、羽毛布団・湯たんぽ・アウトドアのテーブル&チェアが自動的についてくるような記述もあり、でも「含まれるもの」に明記されていなかったので、スノーチェーンとあわせてメールで問い合わせました。

返ってきた答えは、「スノーチェーン以外、ぜんぶ最初から込みですよ」。
ぜんぶとは何か。
キャンプチェア2脚、アウトドアテーブル、枕2つ、掛け布団、シーツ、タオル2枚、グラスにマグに皿、鍋・フライパン・キャンプ用ケトル、調理器具にカトラリー、ヒーター/ファン、予備の毛布、物干しロープと洗濯ばさみ、スマホホルダー…と、まさに至れり尽くせり。「持ってくるのはバッグと充電ケーブルだけでOK(車内にUSBポートあり)」と言い切るだけあります。

唯一の有料オプションがスノーチェーンで、1回のレンタルにつき80ドル。私たちは登山はせず、6月にトンガリロ周辺を車で走るだけの予定だったので、「これって必要ですか?」と聞いてみました。すると「6月のトンガリロなら必要ないと思いますよ。心配なら付けられますけどね」という、ありがたい現地アドバイス。結局付けずに行きましたが、まったく問題なし。
ただし南島を冬に走るなら、法律で特定の道路にチェーン装着が義務づけられているそうなので、そこは要注意です。

とにかくこのやり取り、返信がとにかく早くて丁寧! 旅の前のこまごました不安に、いつもすぐ答えてくれるので、めちゃくちゃ安心してお任せできました。

出発前の準備リストと、のちに判明した「週末の落とし穴」

ピックアップが近づくと、BLCから準備リストのメールが届きます。運転免許証の写真(英語表記か国際免許が必要)、レンタル契約書へのサイン、残金の支払い、フライト情報、乗車人数、追加オプションの最終確認…と、やることは明確。ひとつずつ潰していけばいいので分かりやすかったです。

ところが、このあとひとつ誤算が発覚します。
私たちのピックアップ日が週末で、BLCのオフィスがお休み。なんとそのためにピックアップ場所がオフィスから変更になり、提携先の「Apark」という空港駐車場&シャトルサービス経由での「非対面ピックアップ」になる、という連絡が来たのです。

これ自体はスムーズなシステムで問題なかったのですが…正直、これが予約時に分かっていたら、泊まるホテルの場所を変えていたなあ、というのが本音。
せっかくオフィス近くの便利なホテルを取ったのに、実際のピックアップ場所は別の駐車場でしかも空港送迎付き。事前に週末ピックアップだと分かっていれば、もっと段取りよく動けたはず…。
なにより残念なのは、到着時間が夜7時以降で、オフィス近くのホテル周辺にあるのはコンビニのような小さな商店だけ。しかも9時には閉店です。もし空港近くのホテルに泊まれたら、Woolworthsがあったのです!

これから予約する方は、自分のピックアップ日が週末にあたる場合は、ピックアップ場所を早めに確認しておくのがおすすめです。

ちなみに、Aparkは24時間営業とのことだったので、「じゃあ朝8時にピックアップできますか?」と聞いてみたら、「もちろんOKですよ 😃」と即答。ここでも柔軟に対応してくれて助かりました。

いざ旅へ! 快適すぎるキャンパーバン生活

そんなこんなで無事に車を受け取り、いよいよ北島の旅がスタート。この車が、これまた快適なんです。

道中、ちょっとした疑問が出てきたときも、メール(WhatsAppでもOK)ですぐ解決できました。
たとえば「バッテリー残量の表示画面が真っ暗なんですけど…」と聞いたら、「USBのスイッチをオンにすれば表示されますよ。4つのスイッチは基本ぜんぶオンのままでOK。使ってないときは電力を食わないし、冷蔵庫は絶対に切りたくないですからね 」と、明確な答えがすぐに返ってきました。実際にスイッチを入れてみたら、バッテリーは満タン表示。

「ガス缶って返す前に交換が必要ですか?」という質問にも、「不要です、こちらで交換するので。返却時にコンロが消えているかだけ確認してくださいね」とのこと。こういう細かいところが全部クリアになっていくので、旅の間、ずっと安心できました。

温泉付きキャンプ場でホカホカになったり、無料のフリーサイトで満点の星を眺めたり、ファーマーズマーケットで買った食材を車のキッチンで料理したり。「持ってくるのはバッグだけでOK」の言葉通り、あとは全部この小さな相棒がなんとかしてくれました。

BLCを選んだ大きな理由は、車長とベッドの広さ、そして固定式トイレでした。日本でおなじみ、ハイエースをベースに(実際に借りた車はマツダでしたが)屋根を高くしてあるせいで、車内で立つことはもちろん、荷物を上の棚部分にあげることも可能です。もちろん走行中は下ろさないとストッパーがないので落ちてしまいますが、車内での食事の際などは快適でした。
ベッドは車の真ん中くらいから車幅いっぱいのサイズなので、日本人平均身長の私たちが寝るのには十分な広さ。マットも柔らかすぎなくてよかったです。
トイレは、実際に使う必要があるかないかに関わらず、フリーのキャンプ場には条件として「Self-contained」の車であることという記載があることが多いです。トイレはもともと必要だったのですが、2026年6月7日にさらに条件が厳しくなり、ポータブルトイレ不可となったそうです。(実際には、トイレがないという場所には行きませんでしたが、それでも看板には「Self-contained」と書かれていました。)

トイレットペーパーは忘れずに

なんでもコミコミで、トイレが付いているので油断していましたが、トイレットペーパーはついてきませんでした。キャンプ場のトイレが水洗トイレではない場合は、トイレットペーパーがないことが多いです。補充が間に合わなくてないところもありましたが、そもそもトイレットペーパーホルダーがありません。
11日間だから念のためと思って1ロール持って行ったのが大正解です。

現地で買おうにも、ティッシュは高級なものを選べば1箱から買えるのですが、トイレットペーパーって1ロールではなかなか買えないですよね。

ホリデーパーク以外での宿泊を考えている場合は、荷物の片隅にトイレットペーパーを入れて行ってください。
ついでに、細かいですが、トイレットペーパーはビニール袋に入れて行くといいです。先ほども言ったとおり、トイレットペーパーがないトイレには、ホルダーもなくさっぱりと何もありません。つまり、トイレットペーパーを置く場所もありません。床が汚かったりはしないので、ビニール袋に入れて置けます。

キャンピングカーに限らず、NZキャンプに持っていくといいものは、
箸、ジッパー付きビニール(残り物を入れられます)、輪ゴム(お菓子の袋を閉じます)、アルミフォイルです。
アルミフォイルは、特に現地でラムを焼いて食べる際に便利です。
NZのホリデーパークやキャンプサイト、とくには公園によくあるのが、スイッチ点火式のBBQ台。トップがステンレスになっていて、真ん中に排水用の穴が開いていて、使用後には水で流して洗えるという優れもの。多くの人がここでステーキを焼いてきれいにして去るのですが、ここでラム肉を焼く際にアルミフォイルに包むと後片付けが濡れ布巾でふくだけで済みます。ぜひお試しください。

返却も、リスト通りでスムーズ

返却の3日前には、ドロップオフの詳細メールが自動で届きます。返却場所はオークランドのオフィス。当初の借り出しだった場所です。空港へはシャトルがないので、Uberで5〜7分の距離を移動するのがいちばんお得、とのことでしたが、返却後特にやることもないので、空港近くのホテルまで歩いてみると、45分くらいかかりました。

返す前にやることも、Airbnbの後片付けみたいな感覚で明確でした。
カトラリーとコンロを洗う、床を掃く、ゴミを捨てる、冷蔵庫を空にする、使ったベッドリネンはまとめて置いておく、カーテンを下ろして換気口を閉める、コントロールパネルのスイッチを全部オフ、燃料はピックアップ時と同じレベルまで給油、そしてグレーウォーター(排水タンク)を空にする…。
ちなみにトイレや排水タンクを空にしないと追加チャージがかかるそうなので、ここは特にしっかり!

私たちは前日にダンプ(排水処理)を済ませ、当日も給油してから返却へ。おじちゃんと、かわいいお姉ちゃんと、黒いワンちゃんがいる事務所で、「めっちゃ楽しかったよ!」と伝えると、心から喜んでくれました。
最後まで気持ちのいい会社でした。

まとめ:返信爆速・コミコミ・快適の三拍子

というわけで、Big Little Campersでのキャンパーバン旅、大満足の11日間でした。
メールの返信が早くて丁寧なので終始安心できたこと、必要なものがほぼ全部コミコミだったこと、そして車そのものが快適だったこと。この三拍子がそろっていて、初めての北島キャンピングカー旅にはぴったりの相棒でした。

唯一の心残りは、さっきも書いた「週末ピックアップ」の件だけ。これから予約する方は、週末の場合のピックアップ場所がオフィスかどうかだけ早めにチェックしておけば、私たちより一歩スマートに旅を始められると思いますよ。

それでは、よい旅を!

この記事は2026年7月時点の情報です

ガソリンスタンドのコツについてはこちらの記事もどうぞ